ハウスにゲストがやってきました。といっても6月末にHQを退去したT君とRさんの元住人カップル(しかもこれ仲良しペアルックやなw)。
彼らは学生なので節約のため2人でHQの1部屋に住んでいましたが、この度めでたく外に部屋を借りて同棲開始。ハウスに貢献してくれた2人なので退去になるのは残念でしたが、若い二人の門出は祝わないといけないですからね笑。
彼ら以外にも、過去に同棲開始を理由に退去した女性が複数いるし(うちひとりは結婚してたまに遊びに来てくれます😊)、住人だった男女が退去後にカップルになった例もあるみたい。あとは最近うちに来て資格試験に合格して転職に成功したひとも。なんだかHQをひとつのきっかけとして幸せになってくれるのは嬉しいですね。運営者としての幸せです。
ところでシェアハウスの運営って簡単なようで難しい面もあると思っています。ヘッドクオーターズの入居希望者の中には、たまに近隣のシェアハウスに居住中ながら「今住んでるところはコミュニティがほとんど無くて・・」と言ってくるひとがいます(このT君も実はそうだった)。中には盗難や喧嘩などのトラブルが多いハウスも聞きます(もちろん全体としては少数です、良いハウスもいっぱいありますからね)。シェアハウスって住人同士の交流が魅力なので、それが不十分だったりすると残念ですよね。
そういうハウスに住んでいる人に話を聞くと共通するのが、①入居に特に条件も審査もなく誰でも受け入れる、②入居後に運営側のサポートや介入がほとんど無い、という2点です。安い家賃や初期費用を理由に希望してくるひとを誰でも入れてるとやはり中にはトラブルを起こすひともいるので、そういうひとにはご遠慮頂くか、ちゃんと共同生活の覚悟をしてもらって入って頂くことが大事です。また歓迎会や送別会などコミュニティ的な仕掛けをしないと仲良くもなりにくいでしょう。
リビングなど共有部にひとが居たくなるハードウエアとしての工夫も大事ですね(シェアハウスの中にはリビングが無いところもあります)。ヘッドクオーターズの場合は、自炊推しにしてキッチンの道具類を充実させたり、リビングで楽しめるゲームなどを充実させています。また、住人の意見を吸い上げたり設備やルールに伴ういろんな問題を適切に処理しないと、不満も溜まってしまいます。そういうことをしない運営者って、意外と多いんですよね。。
シェアハウスって大きな分類では不動産業の一部なので、オーナー/経営者にとっては一般的には「利回り」が一番大事です。利回りを上げるには入居者をだれでも入れることになります。アパート/マンションなど他の業態から、なんとなく流行っていると聞いたという理由でシェアハウス運営を始めたところは、比較的コミュニティを軽視しがちなので、あまり運営がうまくいかないんじゃと思います。
長くなりましたが、ヘッドクオーターズ神戸はハードウエアよりもソフトとしてのコミュニティを重視しているよ、というお話でした。住人が楽しそうに住んでくれて幸せになってくれれば最高ですね😊